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2019.05.23

ノヴォシビルスクバレエ学校 在校生インタビュー!Vol.1

ワークショップ

モスクワ、ペテルブルクに次ぐロシア第3の都市、ノヴォシビルスクのシンボルである大劇場を拠点とする、ロシア国立ノヴォシビルスク劇場バレエ団の現役ダンサーによる特別ジュニアワークショップが、6月29日に開催されます

 

 

今回のワークショップは、同時にノヴォシビルスクバレエ学校の留学オーディションも兼ねているため、希望する方はワークショップを受けながらオーディション審査も受ける事ができます。

 

今回は、そんなノヴォシビルスクバレエ学校の在校生インタビューVol.1として、今まさに留学中の獺越界斗(おそごえかいと)さんに留学を決めた経緯から、実際の学校生活についてお話をうかがいました!✨

 

 

29日のワークショップやオーディションの受講を迷っている方もいらしゃると思いますが、是非とも参考にしてみて下さい!🙌

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Q. バレエを始めた経緯を教えて下さい。

A. 元々姉がバレエを習っており、姉がレッスンについて行っていたところで先生からお誘いを受けて始めました。

 

 

Q. 留学を考え始めたきっかけは何ですか?

A. コンクールやボーイズクラスを受けて仲良くなった人から、海外のバレエ団でプロとして働きたいならば留学を考えた方がいいと言う話を聞いて考え始めました。

 

 

Q. 留学先にノヴォシビルスクを選んだ理由と経緯を教えて下さい。

A. ロシアバレエが好きで留学してバレエを学ぶならロシアで学びたいと思い、探し始めたところちょうどノヴォシビルスクバレエ学校のオーディションが近々開催されるという事を知り、挑戦してみたところ嬉しい事に留学生として選んで頂けました。

 

 

Q. 学校に入ってみての印象はいかがですか?

A. 入った当初は「こんにちは」と「ありがとう」のロシア語しか分からない状況の中で、ルームメイトやクラスメイト、先生からロシア語で話しかけられ、少し不安だなと感じたのが学校生活の第一印象でした。

でも皆、ロシア語が分からない僕に優しく翻訳機やジェスチャーで分かるように伝えてくれたので辛くはなかったですね。

 

〜学校の様子〜

 

Q. 学校での一日のスケジュールを教えて下さい。

A. 1限が8時30分からスタートし、1コマ45分間の授業になっています。
僕の場合はいつも朝ロシア語の授業から始まって、その後にクラシックがあります。その後はリハーサルがあったり、キャラクターダンスやデュエット、宮廷舞踊、演技、モダンなど、その日によって違った授業が入ります。
大体どの授業も2コマ分の1時間半でクラスが入っているんですが、その日の状況によって早く終わったり、長引いて遅れたりすることもあります。

 

 

Q. 周りの学生との関係はいかがですか?

A. 最初、ロシア人はあまり社交的ではない人種だなと個人的には感じました。
学校に入った当初はクラスメイトから話しかけてくることも少なく、少し疎外感を感じていましたが、一緒に授業で難しいコンビネーションを練習したりする際に、お互いにアドバイスしあったりしているうちにだんだん仲良くなっていき、今では何でも話せる間柄になれました!
初めは少し怖いですが、仲良くなるとあれこれ世話を焼いてくれるのでとても優しく感じられるようになります。

 

 

Q. ノヴォシビルスクバレエ学校の特徴や魅力を教えて下さい!

A. 僕はこのバレエ学校の魅力は自由さにあると思います。
僕の知ってる限りでは、この学校において厳しく制限されているようなことは特に無いです。
コンクールへの出場も、挑戦したい意志を伝えれば後押ししてもらえます。就職に関しても、最終学年になればロシアのいくつかのバレエ団のディレクターが直々に学校へ訪れて、その場でオーディションをしてもらえます。
それ以外にも、副校長先生が就職のサポートを沢山して下さいます。

 

 

Q. 日本のスタジオと違い、留学だからこそ学べることは何かありますか?

A. 劇場でプロの舞台を観ることで、本物の表現を肌で感じることが出来るのはとても大きいと思います。
ノヴォシビルスクは年間220回ほどバレエ公演を行っており、いつ足を運んでも舞台が観れる環境が整っているので、舞台上で生きている本物のバレエダンサー達の生き様を観られるのは海外ならではだと思います。
授業で言うと、キャラクターダンス、パートナーリング、演技や宮廷舞踊を一から学ぶことは日本ではほとんどないと思いますが、バレエ学校では全て最初から丁寧に指導していただけるので、とても為になると思います。

 

〜クラスメイトや先生と〜

 

Q. 生活やレッスンで辛いことや、大変なことがあれば教えて下さい。

A. レッスンは、一日に多くの授業やリハーサルが詰まっている日は、一日中休憩なく学校中を走り回らなくてはいけない時もあり、その時はやはり少し大変です。あと、ロシア人の恵まれた体型や正確なポジショニングを見ていると、たまに自分の無力さを辛く感じる時がありますね。(笑)

生活面では僕はあまり苦労はしていませんが、食事が口に合わない人は自炊で食べ物を用意しなきゃいけないので少し大変そうですね。また突然水が出なくなったり、シャワーからお湯が出なくなったりするなどのトラブルもあるので、それらも少し大変ですね。

 

 

Q. 日本にいた頃と自分が変わったと思う部分はどこですか?

A. 日本に居る時よりもレッスン中に自分に何が足りていないか、何を意識するべきか、それに対する改善策等を明確に意識出来るようになったと思います。あとは寮生活とはいえ一人で全てやらなくてはいけなくなったので、自分が親にどれだけ沢山迷惑を掛けていたのかが分かりました。なので1番変わった点で言うと親への感謝の気持ちだと思います。

 

 

Q. 最後にいま留学を考えている方へメッセージをお願いします!

昔の僕と同じ様に、海外のバレエ団で働きたいが留学するべきかどうか悩んでいる人は絶対に留学してみるべきだと思います。日本に居るよりも多くの事を学べ、生活面でも日本では有り得ないような様々な経験が出来るので、とても楽しく有意義に過ごせると思います。
なので皆さんもノヴォシビルスクバレエ団の、本物のダンサー達による本物のバレエに触れて、留学というものをプラスに考えてみて欲しいと思います!

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夢と目標に向かって、本場ロシアの地で日々頑張っていらっしゃる獺越さん!

なんだかお話をうかがっているだけで、「自分も頑張らなくちゃ!」というパワーをもらえますね🔥

 

ぜひ獺越さんの言葉にもあるように、今回のワークショップで本物のバレエダンサー達を肌で感じ、その刺激とパワーを成長の糧にしていただけると嬉しいです。

 

ワークショップの詳細とお申込みはこちら!

 

皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

獺越さん、本当にありがとうございました。今後のご活躍を心より応援しております!✨