アンダルシアの風。フェルナンド・レポート!
コンテンポラリーダンス♪アンダルシアに憧れて〜、バラをくわえて踊ってる♪
♪地下の酒場でカルメンと、今夜メトロでランデブー♪
真島昌利「アンダルシアに憧れて」より
というわけで、2月16日(土)にフェルナンド・ロペスによる【フラメンコ×コンテンポラリーダンス】のスペシャル・オープンクラスが開催されました!
フラメンコとコンテンポラリーダンスの融合!?💃
一体どんなものになるのか全く想像がつきませんでしたが、とりあえずクラスに潜入してみました(^^)笑
バモス、バモス、バモス💨
まず最初は、全員でウォームアップ。
足を前後に開くランジの動きで大殿筋、ハムストリング、大殿四頭筋、股関節周りを使ってストレッチ。
これはほとんどスクワットみたいなもので、明日は確実に筋肉痛になるとやりながら確信しました!涙 (案の定、翌日はバッチリ正真正銘の筋肉痛ヤローになりました💧)
足のストレッチが終わったら今度は上半身。
ゆっくりと呼吸をしながら、両腕を前から大きく回してサイドに降ろす。これの繰り返し。
呼吸に集中することで、普段よりさらに体が伸びている感覚を味わうことが出来ました。
そして、その場でのストレッチが終わると今度は歩きながらのエクササイズ。
空間を埋めるように歩きながらコントラクションとリリース。
まずは腕から。そして、足。さらに胴体と、使う部分を変えながら緊張、解放、緊張、解放、緊張、解放。
この、コントラクションをして力を込めるところとリリースをして力を抜くところの出し引きが、俗に観るフラメンコの情熱的な趣きにどことなく近いような感じがしました。
次のエクササイズは『カット』、『ツイスト』、『ヒット』。
曲に合わせながら、体のどこか一部を使って上記の動きにトライしてみました!
『カット』は、できるだけ直線的に動かす。
『ツイスト』なら、文字通りねじりをつくる。
『ヒット」であれば、体を叩いたり空間を打ったりしながら、止まることを意識する。
中でも、やはり『ヒット』の動きはフラメンコ的色合いが強く、フラメンコのいろはの「い」もわからない私ですが、曲に合わせて動いていると勝手にフラメンコを踊っているような気分になりました!笑
ウ〜、オーレ!!💃
動きがそれっぽくなってくると、感情とかニュアンスみたいなものが気になってきますよね〜
それが端的かつ顕著に表れてくるのが・・・顔!
ということで、次は表情のエクササイズ。
フェルナンドさん曰く、「基本は眉間にシワを寄せてしかめっ面をする」らしいです笑
そのしかめっ面をキープしながら口の形を、
「ア」
「エ」
「イ」
「オ」
「ウ」
最初はやりやすいようにア〜とか、ウ〜とか実際に声に出しながら形を作った後で、今度は声に出さずに表情だけ。
大のおとなが20人くらいで本気でこれをやった結果、なかなかシュールな感じでした笑
そして今度は、歩き回りながらその表情と先ほどの身体のムーヴメントを使って、すれ違った人とコミュニケーションをとるエクササイズ。
声は出さずにある種、威嚇のような求愛のような、やっているとなんとも言えない感情が込み上げてきました。
傍から見るとバカみたいに見えていたかもしれませんが、皆さん真剣かつ楽しそうにこのエクササイズにも取り組まれていたのが、とても印象的でした!!
さらに、フラメンコを語る上で忘れてはいけないのが、「リズム」。
カンテ(Cante:歌)、トーケ(Toque:ギター)、パルマ(Palma:手拍子)、ハレオ(Jaleo:掛け声)と呼ばれる構成要素が、フラメンコのあの独特のリズムやメロディをつくり出しています。
そのリズムに合わせて自由に身体動かしてみよう!というのが次のエクササイズです。
まずは、身体を動かすグループとリズムを刻むグループに分かれます。
リズムグループは、フェルナンドさんのカンテに合わせてパルマを入れていきます。
身体グループは、カンテとパルマを感じながら自由に踊ります。そしてこの時大事にしたのは、「アクセント」。
自由に踊りながらも、リズムグループがつくり出す強弱や緩急はすかさずキャッチ!
これだけで、自由の中にもメリハリある動きが生まれていました。
そして、クラスの最後は本日のメインイベント!
フリースタイルインプロ
一人を中心に全員で大きな円をつくり、フラメンコの曲に合わせて代わる代わる踊り狂いました笑
そのお姿は皆さん活き活きとされていて、このクラスの最後にふさわしい最高の締めとなりました!
そんな、サイコーのクラスを展開してくださったフェルナンドさん。
また近々、公演のために日本へやって来るそうです!
ぜひその際は、またアーキタンツでクラスを開催してほしいものです!!
フェルナンドさん、本当にありがとうございました。
その日まで、アディオォォォォス!!!