ビル・T.ジョーンズ「D-Man in the Waters」:大岩淑子先生によるレパートリークラスを開催!
コンテンポラリーダンス大岩淑子先生による、レパートリークラスが開催されます!
トワイラ・サープ、ビルTジョーンズとアメリカを代表するダンス・カンパニーで活躍後、フランスのバレエ・プレルジョカージュに移籍した素晴らしい経歴の大岩さん。
そんな大岩さんが、ビルTジョーンズのレパートリー「D-Man in the Waters」の一部抜粋を指導してくださいます!
日本でビルTのレパートリーを学ぶことができるのは非常に稀です。
この機会をお見逃しなく!
©Dance International Magazine
©Alvin Ailey American Dance Theater
D-Man in the Waters
ベッシ―賞を受賞したこの作品は、ビルTジョーンズが1989年に、パートナーのアーニー・ゼインをエイズで亡くした直後に、悲しみの中から生き続けるための手段として創りました。メンデルスゾーンの美しい弦楽8重奏曲を、軍服を着た人種も体つきも様々なビルのカンパニーメンバーたちが踊るこの作品は、40分間フルマラソンのように、体力の限界に挑むハードな作品です。
ニューヨークでアーティストたちが次々とエイズによって亡くなっていたこの時期、同じくカンパニーメンバーのデミアン・アクアヴェラがエイズにかかり、命を落としました。ビルはもう歩けないほど弱ったデミアンを、抱きかかえて舞台に連れ出したそうです。D-Manはデミアンのあだ名でした。ビルの代表作とされるこの作品は、現在までアルビン・エイリー・ダンスカンパニー、ジュリアード・スクールを始めとする多くのダンスカンパニーや大学などで再演されてきました。そして2021年、この作品とビルTジョーンズのドキュメンタリー「Can You Bring It」が前メンバーのローズ・レブランクによって制作され、今話題を呼んでいます。
©Can you Bring it:Bill T Jones and D-Man in the Waters
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【日時】
2023年1月21日(土)15:45-17:15 @03studio
【対象】
中学生以上。
【受講料】
2,500円
※Aチッケト、Bチッケトご利用頂けます。
【講師プロフィール】
大岩淑子|Toshiko Oiwa
ダンサー、クラニオセイクラルセラピスト、「界のいえ アート&ヒーリング」主催(ブラジル、サンパウロ海岸)幼少よりクラシックバレエを母、大岩静江に、10代からジャズダンス、コンテンポラリーダンス、振付を始め、高校卒業後、ニューヨークのジュリアード・スクールのダンス科に学ぶ。卒業後トワイラ・サープ、ビルTジョーンズのカンパニーダンサーとして活動後、拠点をフランスに移し、エクサンプロヴァンス国立振付センター/バレエ・プレルジョカージュにてダンサーとして活動。
2007年からパリを拠点にフリーランスとして活動。振付作品をフランス、ドイツ、オランダ、日本、韓国、モロッコで発表する。講師としては、韓国国立芸術大学(KNUA) ダンス科に招かれるほか、洗足学園音楽大学バレエコース非常勤講師を務める他、ニューヨーク、パリ、サンパウロ、東京にてワークショップを開催。ゲスト振付家として、日本バレエ協会やサンパウロのDMV22などに作品を提供するほかMr.Children PV「Himawari」に振付出演。文化庁、セゾン財団、ニューヨーク芸術基金 (NYFA)の振付家フェロー、ジェロム財団、ロウアーマンハッタン文化協議会より助成を受ける。ヨガをニューヨークのダーマヨガセンターで、クラニオセイクラルワークをミルンインスティチュートから学ぶ。
2012年からサンパウロの海岸に家族で住み、ダンススタジオを建設、アーティストレジデンシー施設としても近日オープンする。
2021年から実験的に始めた、ダウン&自閉症の息子との「イマの祭典!」はサンセバスチャン市芸術助成を得て制作、またドキュメンタリー「タオ、カイ」はサンパウロ州文化基金を受け、パウロ アルベルトンと制作し、現在日本で上映、公演中。