無料ショーイング&コンテンポラリークラス By カンタン・ロジェ
コンテンポラリーダンス小尻健太先生のご紹介で2018年&19年に、招聘講師として来日しているカンタン・ロジェ先生によるコンテンポラリーダンスのオープンクラスが、5月5日(金)に開催されます。
カンタン先生は、パリ・オペラ座バレエ学校で学び、ネザーランド・ダンス・シアター2(NDT2)などでダンサーとして活躍してきました。このクラスでは、バレエの基礎が多様な振り付けやアイディアに生かされ、クラスを通して心身ともに表現するための技術を学ぶことができます。
ぜひこの機会にカンタン先生のクラスをご受講してみてください。必ずや、新しい発見や感動があることでしょう。また、クラス終了後、カンタン先生の最新作『Tout Seul』から15分ほどの抜粋を無料でご覧頂けます。
【クラス内容】
「ダンスとフィジカルシアターの橋渡しをするにはどうしたらいいのか?」あるいは、「いつ動きがダンスになるのか?」この問いは、カンタン先生の作品の中核をなすものです。このクラスでは、あるジェスチャーを「身体化」してムーブメントに変え、(演劇的な)状況からダンスを作り出す方法を実験します。まず、即興に根ざしたウォームアップを行い、様々なテクスチャー、強さ、音楽性に触れながら身体を整えていきます。
その後、『Tout Seul』(カンタン先生の最新作)に直接インスパイアされたシーンを作り、演劇的な概念を導入しながら、身体的な作業を拡張していきます。カンタン先生自身の研究によると、ムーブメントは意図や感情から、あるいはシンプルで実用的な行動から芽生えることがあります。気づかないうちに、毎日毎分、ムーブメントが生み出されているのです。
椅子から足を滑らせたり、朝顔を洗ったりするような、当たり前のように行われている小さなダンス。このボディランゲージに気づけば、それを利用し、再現することで、ムーブメントの素材を作ることができる。このクラスのプロセスで、クエンティンは、これらの通常の動作を使用し、新しい動き/ダンスを作成するためにそれらを昇華/変換することに焦点を当てます。ダンスは、すでに明確な意図を持っている。内面から生まれるダンス。誰もが共感できる状況を作り出すことで、見る人をライブ・パフォーマンス・アートに導くことができる。ニューメーカー/振付師であるクエンティンの原動力は、誰もが共感し、感動できるダンスを創ることです。
▽カンタン先生のワークショップやクリエーションの様子はこちらからご覧いただけます▽
https://vimeo.com/user24012142
▼カンタン・ロジェ作品<Tout Seul>
【Tout Seulについて】
Tout Seulは、ドアを開け、他人に見られることを意図していない一連の親密な出来事を明らかにします。
カンタン先生が振付・出演するこのフィジカル・シアター・パフォーマンスは、人とのつながりを求める人の感情の旅を探求しています。台詞は一切なく、パフォーマーは身体能力のみを頼りに、さまざまな感情を表現します。モダンダンスとフィジカルシアターを融合させたこのパフォーマンスは、観客を親密な旅へと誘い、孤独や孤立、自分自身とつながる試みというテーマを探求しています。Tout Seulは、人間の身体の表現力を示すことで、人間の状態に対するユニークで感動的な視点を提供し、内省と内観を促します。フィジカルシアターの新しいスタンダードとなる、この感動的なパフォーマンスを目撃してください。
皆様のお越しを、心よりお待ちしております⭐
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【日時】
2023年5月5日(金)14:00-15:30 @02studio
【対象】
中学生以上。
【受講料】
2,500円
※Aチケット、Bチケットご利用いただけます。
※各種クレジットカード使用可能
※学生割引で受講可能となります。詳細はこちら
[無料スタジオショーイング]
★カンタン先生の最新作『Tout Seul』から15分程の抜粋を上演します。★
5月5日(金)15:45からを予定 @03studio
予約不要 直接スタジオへお越しください。
【講師】
カンタン・ロジェ|Quentin Roger
フランス出身。
2006年にパリ・オペラ座バレエ学校を卒業。ジュネーブバレエ団、スペイン国立ダンスカンパニー2で活躍したのち、ネザーランド・ダンス・シアター2(NDT2)に入団。その間、シディ・ラルビ・シェルカウイ、ナチョ・ドゥアト、イリ・キリアン、オハッド・ナハリン、ヨハン・インガーらの作品にダンサーとして出演。
2013年からはカンパニーを離れ、フリーランスとして活躍。ヨーロッパを拠点に世界各地で後進の指導にあたる他、振付も行う。