ARCHITANZ 2014 2月公演


<ロバート・テューズリー、日本ラスト・パフォーマンス 日本公式公演引退>
ロバート・テューズリー×酒井はな

▷『マノン』より
第1幕 第2場寝室のパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン 音楽:ジュール・マスネ
世界初演:1974年3月7日 The Royal Ballet


▷『火の鳥のパ・ド・ドゥ』

ストラヴィンスキーの名曲に新進振付家、マルコ・ゲッケが振付した衝撃の作品。
振付:マルコ・ゲッケ 音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー 
振付指導:ローランド・ディアレシオ
世界初演:2010年10月2日 Scapino Ballet in Maastricht

出演:ロバート・テューズリー、酒井はな

*ロバート・テューズリーより『日本のみなさまへ』


英国ロイヤルバレエ団でプリンシパルとして活躍後、世界各国のバレエ団でトップダンサーとして活躍してきたロバート・テューズリーの日本引退公演。彼のラストダンスの相手役をつとめるのは、バレエだけに留まらずに自身の表現の可能性に挑戦し続ける、今最も注目すべきダンサー・酒井はな。ロバートと酒井は新国立劇場で『マノン』が初演された際に共演はしているものの、パートナーとして踊るのはこれが初となります。ロバートの熱いラブコールを受けて実現した今回の贅沢極まるデュエット。ロバートの代表作品『マノン』と、クラシック中心としてきたロバートが初めて挑むドイツの新進振付家、マルコ・ゲッケ振付作品『火の鳥のパ・ド・ドゥ』。2人のトップダンサーの魅力を最大限に堪能できる、2つの異なる作品からお届けします。
 



マルコ・ゲッケ|Marco Goecke
14歳でバレエを始め、ハーグ・ロイヤル・コンサルバトーレ等で学んだ後、ベルリンのハーゲンシアターでダンサーとして活躍。最初の振付作品である『Loch』はハノーヴァー国際振付コンクールで上演された。2005年よりシュツットガルトバレエ団のレジデンスコレオグラファーとして活動開始以来、その独創的かつ卓越したバレエは異才を放ち、国際的な注目を集めている。同バレエ団では数多くのワールドプレミアを発表しており、世界的に有名なバレエ団でも彼の作品は多くレパートリー化されている。
 
ロバート・テューズリー|Robert Tewsley
イギリス出身。1990年に英国ロイヤルバレエスクールを卒業。カナダナショナルバレエ団、シュツットガルトバレエ団でプリンシパルとして活躍後、2002年から英国ロイヤルバレエ団、ニューヨークシティバレエ団とプリンシパル契約を結ぶ。2004年に退団した後、現在に至るまで、インターナショナルゲストプリンシパルダンサーとして、世界各国のバレエ団公演で主役を務めている。主なバレエ団として、新国立劇場バレエ団、ミラノスカラ座バレエ団、オーストラリアバレエ団、ローマオペラ座バレエ団などがある。2002年には、ヨーロッパのダンス誌『ダンスヨーロッパ』により、ダンサーオブザイヤーに選出。また、同時に指導にも力を入れ、カナダのアルバータバレエ団やプラハサマースクールなどでも教えている。近年では、客演、指導と並行して、ロンドンのオープンユニバーシティでドイツ語やヨーロッパ言語の学士を取得、またチューリッヒ大学では高等レベルの芸術行政管理の学位を取得。

酒井はな|Hana Sakai
14歳で牧阿佐美バレエ団公演でキューピット役に抜擢され一躍注目を浴びる。18歳主役デビュー以後主役を務める。開館と同時に新国立バレエ団に移籍。柿落としより主役を務める。クラシック・バレエを中心に活動しているがコンテンポラリー・ダンスやミュージカルにも積極的に挑戦、 新境地を拓く。進歩し続ける技術・表現力、品格の高い舞台で観客を魅了する日本を代表するバレエダンサーの一人。現在新国立劇場バレエ団名誉ダンサーとして登録。村松賞新人賞、舞踊評論家協会新人賞、中川鋭之助賞、芸術選奨文部大臣賞新人賞、服部智恵子賞のほか2009年には芸術選奨文部科学大臣賞を受賞するなど受賞歴多数。