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小㞍健太Kenta Kojiri

舞踊家、振付家。3歳からバレエを始め、第27回ローザンヌ国際バレエコンクールのプロフェッショナルスカラーシップ賞受賞をきっかけにヨーロッパでプロフェッショナルダンサーとしてキャリアを積み始める。

モナコ公国モンテカルロバレエ団、ネザーランド・ダンス・シアター2(NDT2)を経て、日本人男性として初めてNDT1に昇格、入団を果たす。創立50周年記念公演では、イリ・キリアンのNDT最後のクリエーション「Mémoires d’Oubliettes」を踊り好評を得るが、イリ・キリアンの退団と共に2010年にNDTを退団。オランダと日本を拠点にフリーランスで活動を始める。

日本では「創作を通して今の私たちのダンス表現を見てもらいたい」と児玉北斗、山田勇気と『project Point Blank』を立ち上げ、オリジナル公演(川崎市アートセンター提携公演)やワークショップ(昭和音楽大学やチャコット渋谷スタジオなど)を企画運営している。

また、2010年から、ヨーロッパで学んだダンスを若い舞踊家に伝えるため、札幌芸術の森バレエセミナーにて、キリアンレパートリークラス、コンテンポラリーバレエクラスを担当している。

舞踊家として、CaDanceフェスティバル2011(オランダ、ユーリ・ドゥブ新作「Chrono」)、420PEOPLEダンスプロジェクト(チェコ、ヴァスラフ・クネシュ新作「REEN」)、キリアン作品「27’52″」(ロンドン サドラーズウェルズ劇場、2011年7月上旬)、project Point Blank ソロ作品「のちのおもひに」(川崎市アートセンター、2011年7月16日、17日)に出演。

主な振付作品に「friends play」(2007年:Danceと杜の仲間たち3)、「Ourself in You」(2009年:中村恩恵と仲間たち)、「キヅキ」(2010年:project Point Blank)、「Inscription」(2011年:新潟市民芸術文化会館りゅーとぴあレジデンシャルダンスカンパニー”Noism2”委託作品)などがあり、若手振付家としても活躍の場を広げている。