恩恵_BW
中村恩恵Megumi Nakamura

1987年、第1回アジアパシフィックバレエコンクール・IBM賞、1988年、ローザンヌ国際バレエコンクール・プロフェッショナル賞受賞。

フランス・ユースバレエ、アヴィニオンオペラ座、モンテカルロバレエ団を経て、1991年~1999年、ネザーランドダンスシアターに所属。退団後はオランダを拠点に活動。2000年、自作自演ソロ「Dream Window」にて、オランダGolden Theater Prizeを受賞。2001年、彩の国さいたま芸術劇場にて、キリアン振付フルイブニングソロ「ブラックバード」上演し、ニムラ舞踊賞を受賞。2005年「A play of a play」を発表、ソロ作品「One 6」をオランダにて上演。

2007年、活動の拠点を日本に移し、Dance Sanga設立。振付家/ダンサーとしての活動を両立し、これまでにNoism07「Waltz」(舞踊批評家協会新人賞受賞)、NBAバレエ団「露とくとく」、ダンストリエンナーレTOKYO2009にて「ROSE WINDOW」を上演する。「The Well-Tempered」「時の庭」などの新作はマルセイユ・ダンス・フェスティバルやYCAMへ招聘され国内外で高い評価を得る。

また、自身の舞踊活動に加え、キリアン作品のコーチとしてパリオペラ座をはじめ世界各地のバレエ団や学校の指導にあたる。2006年度、2007年度のローザンヌ国際コンクールにはコンテンポラリーレパートリーのコーチとして参加。

講師よりひと言

私の振付作品は、クラシックバレエの技法に基づいて作られたものから自由な身体表現を用いたものなど幅広いレンジがあります。それらの作品の一部を実際に踊ってみるレパートーリークラスです。

いろいろな作品を解釈することで、日常の生活ではなかなか感知することのない「心の引出し」を、自身の内に見出すことのできる時間にしたいと願います。また、表現の楽しみを共有する中で他者と出会い、他者との出会いの中で自分自身と出会うことのできる場にしたいと思います。

使用作品はあらかじめ告知します。