2017年03月27日

3月26日　A.S.P. スタジオパフォーマンス vol.1 はじまると出発の回 1/2

A.S.P. スタジオパフォーマンス vol.1
3月26日開催！！はじまると出発の回 1/2

振付家が創作活動に集中できる環境をスタジオアーキタンツが包括的に提供する継続的プロジェクト、A.S.P.(アーティスト・サポート・プログラム)。

総勢５組のアーティストが２日間に分かれてスタジオパフォーマンスを開催。
第１回目の3月26日は出演者にダイスキーズ、奥野美和、タシロリエの３組を迎え、それぞれが新作を発表します。本プログラムに臨む彼らの意気込みが感じられることでしょう。
A.S.P.を通じてアーティスト自身がどのような進化を遂げていくのか、その“はじまり”をどうぞお見逃しなく！！　

作品ラインナップ

『刹那仁王舞』
[振付・出演] DAISUKES ( 小畑大左衛門 a.k.a OBA + 大宮大奨 )
[音楽制作協力] 小畑陽一
[衣装協力]KAPUKI
[撮影協力(Movie・本番当日)]吉原圭太
[協力]DOMO.inc ( DAISUKES マネージャー )、伊豆稲取 Greens.Drive-in ( 畳 )、鎌倉スタジオ SeeSaw ( 故郷 )、電池 a.k.a 日本ノJimmyHendrix a.k.a 魔王黒執事 ( 全般 )

刹那・・・呼吸・集中・一心

仁王・・・不動・無我・第三

舞・・・姿花・生きる喜び・身体で表し現る

呼吸に集中し一心不動たる無我を以て第三に尽くし

姿花の生きる喜びを身体で表し現る風

刹那仁王舞

DAISUKES │ ダイスキーズ
「ダンスと音楽が大好き」その初期衝動を持つ同名のダンサー二名大宮大奨・小畑大左衛門 a.k.a OBAによるダンスユニット。お互いに渡米経験をし、ニューヨーク主要ダンススタジオ BroadwayDanceCenter NYC, Steps on Broadway, Peridance Capezio Centerにて学び、講師としても経験を持つ。

大宮大奨　│
11年よりソロ活動を開始。13年イタリアン・インターナショナル・ダンス・フェスティバルにて日本人初新人振付家として優勝。14年ニューヨークにてアジアコミュニティーへのダンス活動の貢献により、日本人初新人アジア人ダンサーとしてジェイディン・ワン・アワード受賞。2016年南インドに渡りインド政府公認シバナンダヨガ講師資格を取得。

小畑大左衛門 a.k.a OBA　│
BroadwayDanceCenter NYC入学。Jazzy Jを師としダンスバトル・コンテストで多数優勝を果たす。藝術に競争は無意味なことにきづき世界流離の旅にでる。インドにて身体と空間の関係性に興味がわく。帰国後、早稲田大学藝術学校入学。二級建築士取得。現在の追求事項其の一、「ダンスアーキテクチャーとしての可能性」。座右の銘は、初期衝動・一日一生。

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『Namelessness -名の無いカラダ-』
[出演]　長屋耕太/松尾望/奥野美和
[振付・演出]　奥野美和

今作は近年持ち続けてきたテーマ「両極なものが混在する曖昧で不明確な状態」（ex.人工と自然が混在した身体/意思があるようで無いような身体/安定しているようでしていないような身体など）を「現代のリアルな身体」として提示し、過去に何があったのかもこの先何があるのかも分からなくなった”不明なカラダ”が”身体”を探し出す模様を写し出す。
今年９月に開催する本公演に向けてのワークインプログレス発表。

奥野美和 │ Miwa Okuno
ソロ活動を中心に国内外にて活動し、昨年より本格的にグループ作品の振付を始める。骨と肉の存在に重点をおいた動きの研究を行い「自由になる為の解体された身体」をテーマに振付を行う。今春東京藝術大学大学院美術研究科先端藝術専攻を卒業。

長屋耕太 │ Kota Nagaya
舞台写真を撮り始めたことで身体の可能性に興味をもち、自らも身体表現をはじめる。今までに毛利臣男、大橋可也、Isak Immanuel、北村明子、JunJun SCIENCEなどの作品に出演。京都造形芸術大学映像・舞台芸術学科卒業。NPO法人 DANCEBOX国内ダンス留学@神戸修了。

松尾望 │ Nozomi Matsuo
9歳よりクラシックバレエを始め18歳で上京。加賀谷香に師事。2005 ~2010 Dance-SHAN companyに所属。その後二見一幸、小池博史、北村明子等数々の振付家、演出家の作品、国内外のプロジェクトに参加。ソロダンサフェスティバル2014 振付賞受賞。

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『人間とテクノロジーが溶け合う世界にて。』
[振付・演出・出演] タシロリエ

手を広げたい、歩きたい、声を出したい・・・身体を動かすことは古来から人間に備わっている基本的な欲求です。しかし、急速に技術が発展し、便利さこそが生活の知恵であるかのような現代において、思いっきり手を広げること、遠くまで歩くこと、大声を出すこと・・・身体に宿る力に耳を傾ける機会は確実に減ってきているように感じます。
テクノロジーを通じて便利さを追求することによって、私たちはどのように変化しているのだろう。表現に携わる人間として、この変化について表現を通じて考えてみたい。
それが今回の作品のテーマです。