3月27日 〜 29日に開催される トリシャ・ブラウン・ダンスカンパニー のワークショップで講師を務めるダイアン・マッデンも出演したトリシャ・ブラウン・ダンスカンパニー公演『Trisha Brown: In Plain Site』を拝見しに、京都国立近代美術館まで行ってまいりました! http://kyoto-ex.jp/2016/program/trisha/
京都国立近代美術館のエントランスやロビー、1階の展示スペースを使用したサイト・スペシフィックな本作は、
全13のショート・ピースで構成され、その内9作品が1973年〜1976年に初演された作品。(もしくは抜粋) 劇場空間ではなく美術館で上演するこの作品で、現在、世界ツアー中とのこと。
そして拝見した第一印象は、モダン、コンテンポラリーの基本的ダンス理論は、70年代にすべて生まれつくされているのではないか?と。
現在のワークショップで良く行われるクリエイション・ワークの基本的概念が、すべてコンパクトに美しく、力強さとともに集約されている。そして、潔い。
即興的な要素も多く、また空間と身体の対峙させる手法は、とても実験的であります。
今の若い人が見たら、どう思うのだろう? 新しいものに見えるのだろうか? 古臭いな、と思うのだろうか?
この実験的精神に則った潔さ、動きの正確さは、学ぶべきところが沢山あるのではないかと思いました。
舞踊家を目指す若い世代に、ポストモダンとともに生きてきた先輩たちに、その間の世代で<モダンダンスの留学といえばニューヨーク>だった時代を知っている人たち(筆者の世代)ーーー皆さんに、見て欲しい公演でした。
東京では残念ながら公演はありませんが、アーキタンツでワークショップを開催いたします。
より多くの方々に参加していただきたく、対象の幅を多少広げさせて頂きました。
講師であるダイアンさんは、とても素敵なダンサーであり、ディレクターであると感じました。
この機会にぜひ、モダンダンスの根底を感じ、そして現在に生きつづけるモダン・アートを感じていただければと思います。
3月27日(日) 17:30~20:30 @01studio 初級 ダンス経験のある方でしたら、どなたでも。
3月28日(月) 15:45~18:45 @01studio 中上級
3月29日(火) 15:45~18:45 @01studio 中上級
ワークショップ詳細
http://a-tanz.com/5991
皆様のご参加をお待ちしております。