9月17~19日、『世界との出会いin北九州』が開催されました!
台風の接近で足元が悪いにも関わらず、たくさんの方にお越しいただき大盛況のうちに終了した『世界との出会いin北九州』。
来年3月までに日本全国7都市で開催されるこの企画のトップバッターとして、どこよりも早く開催された北九州でのワークショップの模様をお伝えします!
会場は北九州市小倉駅近くの北九州芸術劇場。複合商業施設と併設しており沢山の人で賑わうとても素敵な劇場です!
まず最初に行われたのは、8~13歳までの小さなバレリーナたちが参加してくれたクラシックバレエAと、13歳以上〜大人の方まで集まったクラシックバレエBクラス。
クラシックバレエAでは、全身を使って元気いっぱい踊る皆さんの姿が印象的でした!大人の方まで受講可能なクラシックバレエBのクラスはぐっと雰囲気も変わり、少しでも多くのものを吸収したい!という熱意がこちらにも伝わってくるような皆さんの真剣な表情がとても美しかったです!
そして次に行われたのは、エリカ先生のバレエコンテンポラリークラス。
普段あまりコンテンポラリーのクラスを受けた事のない生徒さんも沢山チャレンジして下さったこちらのクラス。
皆さん最初は少し戸惑いながら動いていましたが、クラスが進むにつれてどんどん入り込んでいくその姿は真剣そのもの。エリカ先生のどんな小さな動きも決して見逃さないようにと、目を見開きながら必死に振りを追う参加者の皆さんの振り覚えの速さにこちらもびっくりしてしまうほど!
1クラスが1時間半だったとは思えないくらい、非常に密度の濃いクラスとなりました。
そして、2時間半のワークショップが3日間に渡って開催されたコンテンポラリーダンス!
イスラエル出身のトム先生のコンテンポラリークラスには10〜50代まで非常に幅広い年齢層の方がご参加下さり、そのバックグラウンドもダンサー、役者、会社員など本当に様々!
2人1組になって動きを感じ合うエクササイズや、フロアワークの解説、音楽をどう感じて動くかなど、色々な側面から身体との向き合い方を考えさせられるようなトム先生のクラス。
『分からない事があったら聞いたり考えたりする事も大事だけど、分かるまでとにかくやり続けるという事もとても大切だよ』と話すトム先生の言葉が非常に印象的でした。
そして、フェルデンクライスメソッドのワークショップも大好評でした。
先生の動きを見て振りを真似するのではなく、目を閉じたまま先生の指示を聞きながら身体を動かしていくフェルデンクライスメソッド。『Awareness/自覚、意識』を最大のテーマとするこのクラスでは、指示を聞きながら身体のパーツを動かしていくと、実際自分の身体は何をどう感じるのか?に意識を向け、その感覚を感じ取る事が一番のポイントになります。
普段身体を動かす事に慣れているダンサーですが、このクラスで行う動きはどれも非常に小さいものばかり。しかし、小さいと思った動きが、想像以上に身体に大きな影響を与えていることを感じた参加者の皆さんは非常に驚いた様子で、自分の身体と向き合うことの大切さを感じたようでした。
最後に紹介するのはマイケル先生のペダゴジーワークショップ。
18歳以上のバレエ講師を対象として開かれたバレエの指導法を学ぶ2日間のコース。
メソッドによる教授法の違いや、日本が抱える指導方法の問題や欠点などについて、2年以上日本で指導を続けるマイケル先生がみっちり話して下さいました。
バレエ学校の芸術監督を務めながら、多くのコンクールで審査員として世界中のダンサーを見てきた中で、世界のバレエが今どのように変わり、そして日本がそれに追いつくにはどうすればいいのか?を、質問も交えながら教えて下さったマイケル先生。1クラス2時間半〜3時間と長い時間でしたが、皆さん真剣にレクチャーに耳を傾けていらっしゃいました。
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3日間本当に沢山の方がお越し下さり、皆さん楽しんでクラスを受講して下さいました。ご参加下さった皆様、どうもありがとうございました!
次回は2016年12月3~4日、仙台市で開催されます!
また、各都市でのオーディションから選ばれた方は、2017年3月24~31日に東京アーキタンツで開催される1週間のインテンシブコース『世界への歩み』にご参加頂けます。
今後の開催地の詳細は、こちら!
各都市で皆様にお会いできることを、心より楽しみにしております!