『藪の中』出演・スタッフ プロフィール
主催・共催公演<演出・振付・出演>
島地保武 Yasutake Shimaji
舞踊家 振付家
2004~06年Noism(新潟市)、2006~15年ザ・フォーサイス・カンパニー(フランクフルト)に所属。2013年に酒井はなとのユニットAltneuを結成。2014年に 「NHKバレエの饗宴」に Altneuで出演。資生堂第七次椿会メンバーに選出され、パフォーマンスに加えインスタレーション作品を展示。愛知県芸術劇場製作で環ROYと共作共演の『ありか』では国内及びパリ日本文化会館でも上演。また、フランス国立シャイヨー劇場のレジデンスプログラム(ファブリック・シャイヨー)に日本人で初めて選ばれ滞在制作をし『Oto no e』を創作するなど国外でも作品を発表している。その他近年の作品には、アレッシオ・シルベストリンと共作共演『短い影』、谷桃子バレエ団の『Sequenza』、衣装家 ひびのこづえ×音楽家 川瀬浩介とコラボレーションした作品『FLY,FLY,FLY』、『Piece to Peace』、新国立劇場主催「舞姫と牧神達の午後」で上演された『かそけし』など。また、ダンサーとして、ウィリアム・フォーサイス『A Quiet Evening of Dance』に参加、長塚圭史演出『イヌビト〜犬人〜』に出演するなど、幅広く活躍。TVCM、MVなどに振付、出演もする。
<出演>
津村禮次郎 Reijiro Tsumura
1942年福岡県北九州市生まれ。能楽師・シテ方観世流。緑泉会会主。重要無形文化財(能楽総合)指定保持者。(公社)能楽協会、(一社)日本能楽会会員。
大学在学中に一橋観世会に所属し、女流能の草分け津村紀三子の指導を受け能楽の道を志し、その後先代観世喜之師に師事。1974年に緑泉会後継者となり、定例公演を主宰し、79年より地元小金井市で作家・林望と小金井薪能を企画開催し、2021年第43回まで継続する。古典能のみならず、創作能、新演出、ダンス界の森山開次、酒井はな、オペラ界の福井敬等と多数共演共作、演劇界では野田秀樹と交流が深く舞台制作に関わる。2010年度文化庁文化交流使としてロシア、ハンガリーに派遣される。欧州諸国と縁が深く海外公演普及活動を多数行う。著作に「能・狂言図典」「能がわかる100のキーワード」、写真集「舞幻・BUGEN」(森田拾史郎撮影)を出版。舞台・舞姿は能関連の書籍に多数掲載される。2015年にドキュメンタリー映画「躍る旅人 能楽師・津村禮次郎の肖像」(監督制作・三宅流)が公開された。
酒井はな Hana Sakai
アメリカ合衆国ワシントン州シアトル生まれ。5歳よりクラシック・バレエを畑佐俊明に師事。1993年に牧阿佐美バレエ団に入団、18歳で『くるみ割り人形』全幕で主役デビューを飾る。1997年、新国立劇場バレエ団設立と同時に移籍、柿落とし公演『眠れる森の美女』にて森下洋 子、吉田都と競演。以降同団プリンシパルとして数々の初演を含む主演を務める。クラシック・バレエを中心に活動するが、ミュージカルやコンテンポラリー・ダンスにも積極的に挑戦、 新境地を拓く。進歩し続ける技術・表現力、品格の高い舞台で観客を魅了する日本を代表するバレエダンサーの一人。新国立劇場バレエ登録名誉ダンサー(オノラブル・ダンサー)。
2013年、島地保武と共にダンス・ユニットAltneu(アルトノイ)を立ち上げる。
レパートリーは古典バレエからN・デ ュアト、M・ゲッケ、C・シュクップ等の現代作品まで幅広い。洗足学園音楽大学バレエコース客員教授。
【受賞歴】
1998年 芸術選奨文部大臣新人賞受賞
2000年 服部智恵子賞受賞
2003年 神奈川文化賞未来賞受賞
2005年 橘秋子賞優秀賞受賞
2008年 舞踊批評家協会賞受賞
2009年 芸術選奨文部科学大臣賞
2015年 第35回ニムラ舞踊賞受賞
2017年 紫綬褒章受章
2018年 橘秋子賞特別賞受賞
2021年 東京新聞舞踊芸術賞受賞
小尻健太 Kenta Kojiri
3歳からクラシックバレエを始め、1999年ローザンヌ国際コンクールのプロフェッショナルスカラーシップ賞受賞をきっかけにヨーロッパでプロダンサーとしてキャリアを踏み始める。
モナコ公国モンテカルロバレエ団を経て、世界的振付家イリ・キリアン率いるネザーランド・ダンスシアター(NDT1)に日本人男性として初めて入団を果たし高い評価を得る。
現在は日本を拠点に『Study for Self/portrait』(原美術館)、『The Threshold』(ゲーテ・インスティトゥート東京) を発表するなど創作活動を軸に、シルヴィ・ギエム「6000 Miles Away」、スウェーデン王立バレエ団、Noismなどに客演。また国内外のバレエ学校のゲスト講師、オペラやミュージカルの振付、フィギュアスケート日本代表選手の表現指導、さいたまダンスラボラトリ(彩の国さいたま芸術劇場)の講師/ナビゲーター 、2020年よりDance Base Yokohama ダンスエバンジェリストを務めるなど多岐にわたる。
東海林靖志Yasushi Shoji
舞踊家、電気工事士、英国式石積職人。北海道出身。HIPHOPカルチャーの影響で
15歳から踊り始める。 その後、ドイツへ初めての海外一人旅へ。各地で鑑賞した
様々な舞台作品、劇場文化に感銘を受け、コンテンポラリーダンス及び即興ダンスに傾倒。 2006年「瞬project」結成を機に舞台活動をスタート。2013年から舞踊家/振付家の平原慎太郎が主宰するダンスカンパニー「OrganWorks」に参加。34歳の時にインド北部・リシケシにてヨガ修行。現在、ヨガや独自に培ってきた身体技法をベースに探求を続けながら、国内外のコンテンポラリーダンス作品、演劇作品に出演。また、振付や様々な対象に向けたワークショップも行っている。主な出演作品に森山開次振付『曼荼羅の宇宙』、カルメン・ワーナー振付『QUIEN ERES』、インバル・ピント振付 『ねじまき鳥クロニクル』 など。
<衣装>
matohu (まとう)
堀畑裕之 関口真希子
「日本の美意識が通底する新しい服の創造」をコンセプトに2005年に設立。
翌年より東京コレクション・ウィークに参加し、日本の歴史やコンセプト、伝統技術などを駆使した作品を発表。現代日本のファッションデザインを代表するブランドとしてプレスや海外のメディアから、高い評価を受けている。またスパイラルや金沢21世紀美術館や熊本現代美術館などでの展覧会も多数行っている。
第二十七回毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞受賞。
<音楽>
熊地勇太 Yuta Kumachi
作曲家/サウンドデザイナー
1979年、東京生まれ。 1998年より音楽制作活動を始める。
バレエ・コンテンポラリーダンスを中心とした舞台音楽を数多く手がけ、
島時保武、青木尚哉、平原慎太郎(OrganWorks)、三東瑠璃(Co. Ruri Mito)、
Yabin Wang(Yabin Wang Dance Company)、 Park Soon-ho(Bereishit Dance Company)、
Ohad Fishof 、等の作品に楽曲提供。国内外で活動を展開する。
広告/映画や建築、彫刻等、様々な作家との共同制作や楽曲提供を行う。