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2019.06.10

ノヴォシビルスクバレエ学校 卒業生インタビュー!

ワークショップ

ノヴォシビルスク劇場バレエ団のワークショップ/バレエ学校留学オーディションも今月末といよいよ迫ってまいりました!
素敵なダンサーさん達の来日を、スタッフも心待ちにしております🌟

http://a-tanz.com/event/9211

 

本日は、シリーズでお届けしてきました関連企画の締め括りとして、ノヴォシビルスクバレエ学校を卒業し、ロシアのバレエ団で活躍中の丹藤水貴さんにお話をうかがいました!🎤

 

水貴さんは、現在ロシアのエカテリンブルクバレエ団に所属し、プロのダンサーとして活動されています♪

それでは、どーぞ!

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Q. 留学を考え始めたきっかけは何でしたか?

A. 周りの先輩や先生方にバレエをやるなら海外がいいよとアドバイスを受け、気づいたときには私もいつか海外で踊りたいと思っていました。

 

 

Q. 留学先にノヴォシビルスクバレエ学校を選んだ理由や経緯をお聞かせ下さい。

A. 留学を考えていたときに、日本のバレエコンクールで審査員として来日していた副校長先生からノヴォシビルスクバレエ学校のスカラシップ賞をいただき、ここに留学することを決めました。

 

 

Q. 学校に入ってみての印象はいかがでしたか?

A. 私はできたばかりの新しい寮に入れてもらいました。部屋にはベッドと収納スペースがいくつか、シャワーにトイレなど必要なものは全て揃っていました。この学校は寮とバレエを練習するスタジオが同じ建物にあるので行き来がしやすく、とても生活しやすい空間でした。また先生は優しい方ばかりで、ロシア語がわからなかった私に何度も丁寧に説明してくださいました。

 

〜クラスメイトや先生と〜

Q. 学校での1日のスケジュールはどのような感じでしたか?

A. 私の場合、10:25からクラシックが始まり、その日によって違いますが、ほとんど休みはなく授業が入っていました。8年生の時にはキャラクター、デュエット、演技、宮廷舞踊、リハーサル。7年生の時にはモダンもありました。ロシア語の授業もあり、希望する人はロシア語検定を受けることができます。私も苦労しましたが、合格することができました。

 

 

Q. 周りの学生との関係はいかがでしたか?

A. 今と違い日本人は少なく、緊張するタイプの私には、日本語も英語も通じない環境で不安でしかありませんでした。 
でもクラスメイトはロシア語が分からない私にも優しく接し、丁寧に教えてくれたので少しずつ慣れていき、数ヶ月後にはクラスに溶け込むことができました。

 

 

Q. ノヴォシビルスクバレエ学校の特徴、魅力を教えて下さい。

A. 学校公演は年に2回学校にある劇場で、卒業公演は歴史あるノヴォシビルスクバレエ団の劇場で踊ることができます。
この劇場はロシアで1番広いことで有名なのですが、その劇場で踊れたことは私にとって素敵な経験になりました!

また、ノボシビルスクバレエ学校のスタジオの床は斜めになっています。
斜めの床で練習することで足も体幹も自然と強くなっていったと感じます。

 

〜劇場にて〜

Q. 学校で学んだ事で、今の自分の踊りや、プロとしてのキャリアに影響を与えていると思う部分はありますか?

A. ここで学べたこと全てが今の自分の踊りに影響を与えてると思いますが、一番はキャラクターを学べたことですね。
日本でもキャラクターのワークショップは受けられますが、ここではそれをより深く学ぶことができました。最初の頃はひとつのポーズを正しくとるのも一苦労で、ひじの角度から指先まで、かなり細かく注意されました。そのため毎日筋肉痛で辛かったのを覚えています。
しかし細かく丁寧に教えていただいたおかげで、今バレエ団でキャラクター作品を踊るときは、どういう形が正しいか体が覚えているので、すぐ正しく踊ることができます。

 

〜キャラクターダンスの様子〜

Q. 最後に、留学を考えているダンサーへ、アドバイスやメッセージをお願いします!

A. バレエ学校では朝から晩まで充実したバレエ漬けの日々を過ごすことができました。
また言葉の分からない海外で、家族の元を離れて生活したことで、心身ともに成長することもできました。なので皆さんにも、もし機会があるなら思い切って海外へ留学することをお勧めします!

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水貴さんありがとうございました!

キャラクターダンス、やはりダンサーにとってとても大事なんですね✨

 

日本ではあまり日常的にキャラクターを学ぶ機会は少ないですが、白鳥の湖や眠れる森の美女など、古典バレエには必ずキャラクターダンスが含まれているので、グランバレエを重んじるロシアではキャラクターダンスを徹底的に基礎から学びます。

クラシック同様、キャラクターダンスのみで構成されたバーレッスンとセンターレッスンを通して、作品に入る前にしっかりと正しい形を身体に覚え込ませ、またパートナーと一緒に踊る感覚も同時に磨いていきます。

 

日本では、作品を踊る際に見よう見まねで学ぶことが多いですが、やはりマズルカ、チャルダッシュなど、一見似ているような動きも踊り分けることができるスキルがあると、表現に一層深みが増し、作品の盛り上がりも違いますよね!

 

クラシックバレエ以外のクラスで学んだ事全てが、舞台での表現をより奥深いものにしていくのだと思うと、やはり学生時代により多くの事を吸収することが大事だなと、水貴さんのお話をうかがって改めて感じました😲

水貴さん、本当にありがとうございました。ますますのご活躍を心よりお祈りしております!✨

 

ノヴォシビルスク劇場バレエ団やバレエ学校に興味を持たれた方は、ぜひワークショップへお越し下さい!

バレエ団の現役プリンシパルやソリストダンサーによる指導で多くの学びを得ていただけるクラスになっております。

http://a-tanz.com/event/9211

 

 

【プロフィール】

丹藤水貴

5歳からバレエをはじめ、現在 井上佳代子に師事。

2012Balletクレアシオン 下村由理恵振り付け作品、2013年都民芸術フェスティバル「白鳥の湖」、全国合同バレエの夕べ「卒業舞踏会」に出演。2013年より ノヴォシビルスクバレエ学校 にて学び、2018年卒業。同年9月よりエカテリンブルクバレエ団へ入団。

<受賞歴>

2011年 バレエコンテンクールin横浜コンテンポラリー入賞

2013年 Prix du Japonエデュケーショナルバレエコンクール第5位、審査員特別賞、スカラシップ賞

2015年 全日本バレエコンクール、シニアの部第3