ARCHITANZ(アーキタンツ) | 東京都・田町(三田)のバレエを中心としたスタジオ

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2018.08.19

ヒンジ!ヒンジ!ヒンジ!

コンテンポラリーダンス

昨日8/18(土)に、イニャーキ・アズピラーガ氏によるコンテンポラリーダンスのスペシャル・オープンクラスが開催されました!

ベルギーに拠点を置く、ヴィム・ヴァンデケイヴュス率いる「ウルティマ・ヴェス」のメンバーであるイニャーキさん。
いったい、どんなクラスを展開してくれたのでしょうか??

 

写真で拝見したイニャーキさんは長髪で、何やらちょっと気難しそうなご様子・・・
声を荒らげたり厳しい感じかと思いましたが、実際にお会いしてみるととても気さくでチャーミングな方でした。
常にハイテンションで、受講生が取り組みやすいように、時には冗談を交えながらクラスを進めて下さっていました。

 

クラスの内容はというと、
まずは呼吸を意識した軽いストレッチから。
その後は、二人組を作ってのペアワーク。
腕を引っ張り合ったり、抱きつき合ったりと遊んでいる感覚の中で、相手の力を”利用して”自分の力に変える。
その力のやり取りや流れをお互いで感じることが大切と説く、イニャーキさん。

 

ペアワークのあとは、個人のフロアーワークへ。
いろいろな動きを試しながら、フロアーをゴロゴロ、ピョンピョン。
イニャーキさんいわく、同じフロアーの動きでもどこにアクセントを持ってきて、どこを気をつけるかだけで全く違った動きに見えてくるとのこと。
イメージしたり、意識することの大事さを、自らデモンストレーションを交えながら伝えて下さいました。

 

さらに、フロアーワークの次は立ってオフバランス。
個人個人で軸を意識して前後左右に倒れてみたり、二人組で相手に身体の一部を預けて倒れてみたり。
どこまでが自分でコントロール出来る身体で、どこからがコントロール出来ない身体なのか。
そのギリギリのラインを探して、遊ぶ。
時には、そのラインを通り越してしまい転倒してしまう受講者の方も。
それでも、皆さん恐れず攻めの姿勢で取り組まれていました。

 

そして最後は、今まで取り組んできたワークをつなげたコンビネーションに挑戦しました。
このコンビネーションの中でもイニャーキさんは、クラス冒頭と同様にエネルギーの流れを止めずに、それを利用してムーヴメントを生み出していくということを強くおっしゃっていました。
例えば、下に落ちる力を利用して高く飛ぶ。足を遠くに出すとこによって、大きく移動する。
一見単純なことのようですが、受講生の方々のそれを意識した動きとそうでない動きを見比べた時に、あまりの違いにハッとさせられました。
また、イニャーキさんは受講生の取り組みに関して、こんなことも。

「失敗しても構わない。その中で出来るように工夫したり、挑戦したりすることで得られる新たな発見を感じてほしい!」

 

なんか、とてもワクワクしました!!

 

今回はたった一回の開催だった、イニャーキさんのスペシャル・オープンクラス。
しかし、私を含め受講して下さった皆さんは、またイニャーキさんのパワフルでユーモア溢れるクラスを受けたいと思ったはず!!
ぜひまた、イニャーキさんがアーキタンツに戻って来てくれることを願っています!

 

イニャーキさん、本当にありがとうございました!!