10年前の３月11日、東日本を大きな揺れと津波が襲いました。

その時スタジオはクラス中で、受講生たちは揺れが収まった後にお稽古着の上からコートをはおり、ビル管理者の指示により建物向かいに避難をしました。
幸いアーキタンツのビルはとても頑丈な建物で大事には至りませんでしたが、帰路をなくした受講生は近隣に住む代表やスタッフの家で１夜を過ごす方もいらっしゃいました。
スタジオは翌日からオープンし、一人で家にいることの方に恐怖を覚える方々が集まって、密になり、少しの心の安らぎを求めていました。（人との距離を作らなくてはならない現在とは真逆ですね）

そして、津波の被害が明らかになるにつれ、私達ができることは無いのか？と、少しづつ動き始めました。スタジオでも支援物資を集めさせて頂き、被災地へと送り届けていました。
その時にご協力をくださった方々のことは今でも鮮明に覚えております。卒業式や入学式で使う事のできるスーツやハンドバック等、女性ならではの視点で支援物資をスタジオまで持ってきてくださった受講生のみなさま、スタッフはそれらを整理し、現地へ送り届けていました。

４月には井上バレエ団様が招聘してくださっていたデンマーク王立バレエ団講師であるエヴァさんとフランクさんによるチャリティオープンクラスを共同で開催。

その時の様子が本となり、本日発売になりました。

人と触れることに制限がかけられてしまう現在、どのように絆を生み、感じる事ができるのか、改めて見つめ直す日となりました。

この本を出版されているマイティブック さんは、とてもユニークな活動も沢山の出版社

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