突撃!月イチお能クラス
伝統芸能
毎月、月イチで開催されるお能クラス。
4月は、”翔り(かけり)”というものを教えて頂きました。
翔りというのは、お能の「修羅物」や「狂女物」というジャンルの中で、苦しんでいる人や狂乱した人物が異常な状態で動き回る様子を表す所作だそうです。
その所作を津村先生ご指導の元、CDのお囃子に合わせて動いてみました。
ベースのお囃子は同じでも、「修羅物」の翔りは力強く、ダイナミックに。
「狂女物」の翔りは、しなやかに舞うといった違いがあるそうです。
津村先生のこの2種類のお手本を見せて頂いて、基本的には同じ動きと動線なのですが、ニュアンスが違うとこれほどまでに違う表現になるのかと驚かされました。
また、流派によっても様々な違いがあるなど、かなり奥が深い世界であることがわかりました。
ここで、お能プチ情報!
お能のお囃子に使われる楽器は、笛、小鼓(こつづみ)、大鼓(おおつづみ)、太鼓(たいこ)の全部で4種類。
作品によっては笛、小鼓、大鼓の3種類だけの場合も。
そして、このお能の中で使われる笛のことを”能管(のうかん)”と呼びます。
これは、お能の中でしか演奏されない楽器だそうです。
知っていると、ちょっとカッコイイかも!(笑)
そして、5月のお能クラスの開講は今週末、5月27日(日)の17:30からです。
今月の演目は、「小袖曽我」のキリです。
キリとは能楽用語で、物事の最後の部分をさす言葉です。
また、演目の内容やあらすじをご覧になりたい方は、こちらをどうぞ!
こちらのクラスは、年会費や事前のご予約は一切必要ございません。
また、4月より受講料も¥3,000→¥2,500となりました。
さらに、数に限りはございますがスタジオにて無料で扇子の貸出もしておりますので、ご興味のある方は是非この機会にご受講ください!
皆様のお越しを心よりお待ちしております!!