ARCHITANZ(アーキタンツ) | 東京都・田町(三田)のバレエを中心としたスタジオ

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2020.05.23

「ウヴェ・ショルツ × ジョヴァンニ・ディ・パルマ」

スタッフブログ

新型コロナウイルスの影響により、残念ながら来年の夏に開催が延期されたアーキタンツ20周年記念公演「ARCHITANT2020」。この公演では世界的奇才ウヴェ・ショルツが振付けた作品『ラフマニノフ ピアノコンチェルト第3番』も演目に含まれ、観るのを心待ちにされていた方も多かったことと思います…。

 

2004年に45歳という若さで亡くなったウヴェ。そんな彼の最後の振付作品の一つとなったのがピアノ版ソロの『春の祭典』です。実はこの作品、彼の亡くなる前年2003年に元ライプツィヒバレエ団プリンシパルのジョヴァンニ・ディ・パルマのために振り付けられたものでした。そんなウヴェの遺志を受け継ぐジョバンニは「ARCHITANT2020」の公演でも振付指導を担当してくださる予定です。

 

『ラフマニノフ ピアノコンチェルト第3番』

今回はそんなジョヴァンニにとっても思い出の作品、ウヴェ・ショルツによる『春の祭典』をご紹介します。この作品は、同じストラヴィンスキーの音楽を使ったピアノ版ソロ(ジョヴァンニのために振付られたもの)とオーケストラ版の2つバージョンがあります。

 

2015年『春の祭典』リハーサルにて

実はソロバージョンは、2015年アーキタンツ主催公演「『ストラヴィンスキー・トリプル・ビル』現代バレエで見る、ストラヴィンスキーの音楽」にて日本初上演をされました!その時のインタビューはこちら

 

以下の映像では、ピアノ版ソロをオリジナルキャストのジョヴァンニ・ディ・パルマが、オーケストラ版ではソリストとして木村規予香さんが踊られた舞台をご覧いただけます。どちらのバージョンも必見です✨

 

 

今年夏にはお目にかかれなかった公演に想いを馳せつつ、バレエ・テアターと呼ぶべきウヴェ・ショルツの世界にちょっと浸ってみてはいかがでしょう?