ARCHITANZ(アーキタンツ) | 東京都・田町(三田)のバレエを中心としたスタジオ

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2020.03.14

佐々晴香さんへインタビュー!ドルトムントバレエ団在籍時代について

ARCHITANZ2020 オーデション

2020年6月13日(土)・14日(日)にドイツのドルトムントバレエ団、そしてドルトムントバレエ・ジュニアカンパニーオーディションがアーキタンツで開催されます!

 

そこで今回!ドルトムントバレエ団の元団員であり、現在スウェーデン王立バレエ団にてプリンシパルとして活躍されている佐々晴香さんにインタビューさせていただきました✨

 

入団のきっかけやバレエ団の様子、また今後海外で活躍されたいダンサーの皆さまへのメッセージなど、貴重なお話をたくさんして下さいましたので、是非ご覧ください!

 

 

 

  佐々晴香 | Haruka Sasa


<プロフィール> 5 歳より杏バレエスタジオにてバレエを始める。 2012年 Houston Ballet’s Ben Stevenson Academy 留学。東京シティバ レエ団、ドルトムントバレエ団でソリストとして踊る。2017年スウェーデン王立バレエ 団入団。「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」「ジゼル」で主演、 Jiri Kylian, George Balanchine, Alexander Ekman, David Dawsonらの作品を踊る。 2018年ファーストソリストに昇格、今シーズンジゼルのデビュー舞台でプリンシパルに昇格。(写真:©︎Kungliga Operan / Johanna Hanno)

 

 

 

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Q. まず、ドルトムントバレエ団に入団された経緯を教えて下さい。
A. 東京シティバレエ団在籍中に、ゲストで来てくださっていた方々がドルトムントバレエ団と繋がりがあったので、彼らに助けてもらいつつオーディションを受けました。

 

Q. 入団してみてバレエ団の印象はどうでしたか?
A. 初めてのヨーロッパで、色んな国から来ているダンサーと毎日過ごしているだけでかなり刺激的でした。とてもインターナショナルなカンパニーです。

 

Q. バレエ団の特徴や魅力を教えて下さい。
A. 沢山のチャンスに恵まれましたし、ジュニアカンパニーもあるので、若いうちからたくさん踊る機会をいただきました。スタジオもとても綺麗な公園の中にあり、ガラス張りなので伸び伸びと踊ることができてとても気持ちがいいです。

 

自然の見えるスタジオでのひと時

Q. 1日のスケジュールはどのようなものでしたか?
A. 朝10時からクラスが始まり、途中休憩をはさみながら夕方5時〜6時頃までリハーサルがあります。本番の日やステージリハーサルがある時は、スケジュールが少し変わってきます。

 

Q. 海外でのプロダンサーとしての生活はいかがでしたか?
A. 様々な国からダンサーが集まっているので、みんな色んなバックグラウンドがあります。毎日刺激を受けながらお互いを理解しようとしたり、自分の個性をどうしたら活かせるかなど色々と研究し、たくさんのことを学びました。

 

退団後もずっと仲良くされているご友人とともに

Q. 入団後、大変だった事や苦労した事はありましたか?
A. ドルトムントバレエ団は、クラシックよりネオクラシックが主なレパートリーなので、初めはそれぞれの作品のスタイルを習得するのには苦労しました。

 

Q. それをどう克服されたんですか?
A. とにかくオープンになること。恥ずかしくても、できなくても、やって失敗することからたくさん学びました。


Q. 一番思い出に残っている作品や出来事を教えて下さい。
A. 白鳥の湖でオデット/オディールを踊ったことです。かなり厳しいリハーサル期間でしたが、パートナーとコーチとかなり研究と練習を重ねて、凄くいい経験になりました。

 

思い出の作品「白鳥の湖」

Q. 在籍時代の経験が、今の自分に影響を与えていると思う部分はありますか?
A. もちろんです。ヨーロッパで踊るということは、クラシックだけでは通用しません。ドルトムントバレエ団でかなり視野が広がったと思います。舞台数も日本にいた時よりもかなり増えたので、舞台上で学ぶこともたくさんありました。

 

Q. 日本のバレエ団でも踊られていましたが、違いを感じた点はありますか?
A. 日本からドルトムントに移動してまず大きかったのは、バレエという職業のあり方です。本当にバレエを踊ること、極めること、披露することが仕事になるわけです。責任感も自己管理の仕方も大きく変わります。舞台数も多くなります。ただ、家族や友達に気軽に舞台を見に来てもらえなくなるのは悲しいですね。

 

年に2回開催されるガラ公演の様子

最後に、海外のバレエ団を目指しているダンサーへアドバイスやメッセージをお願いします!
海外で踊る前に、まずオーディションの仕方を日本では教えてもらえないのが、個人的には大きな問題だと思います。気軽に海外に行けるわけではないので、しっかり自分のことを書類やビデオでアピールしなければなりません。オーディションに招待してもらえないと、まず何も始まりません。

 

コンクールで賞をとってスカラシップや留学許可をいただくのも一つの手ですが、確率は少ないですし、自分から道を開いていく力も必要と思います。これは、ドルトムントの芸術総監督トビアスともつい最近話していたことですが、アプリケーションを沢山もらうけど、全くダンサーのことがわからないようなものばかり、と言っていました。

 

そして、アーティストとして常になんでも吸収する姿勢でいることが分かれ道になってくると思います。カンパニーに入った後も役の争奪戦です。自分の好きなものばかり踊れるわけでもないですし、新しい挑戦をしてこそ学ぶことはとても多いです。また、言語も勿論大切です。振付家やコーチ、パートナーからの要望を素早く理解し、すぐに反応する必要があります。

 

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佐々さん、貴重なお話本当にありがとうございました!

 

華々しいキャリアを歩んでいらっしゃる佐々さんですが、ドルトムントバレエ団では苦労されたご経験もあったんですね…。ダンスに対する常に真摯な姿勢やダンサーとしてのプロ意識の高さなど、佐々さんが現在トップで活躍されている理由もとてもよく理解できますよね🤔今後海外で活躍されたいダンサーの皆さまにとっても、心に響く言葉ばかりだったのではないでしょうか。

 

皆さんも是非、今あるこのチャンスにチャレンジしてみませんか?✨オーディションお申込みは、3月16日(月)12時より受付開始!たくさんのご応募お待ちしております。

 

© Theater Dortmund

▽お申込み・詳細▽

ドルトムントバレエ団/ジュニアカンパニー
オーディション

 

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<同時開催>

今回は特別企画として、芸術総監督のトビアス・インガー自らがお話してくださる〈特別レクチャー〉同時開催します!テーマ別で2日間に渡りお話していただきます。海外でダンサーとして仕事をしてみたい!けれど、どのようにアプローチしたらいいか分からない…。そんな悩みを持っている方に是非受講していただきたい座学講義です。

 

ドルトムントバレエ団を長年牽引し、ヨーロッパのダンス世界に精通するトビアス・インガー。今まで多くの優秀なダンサーを見てきたその目と、キャリアを通じた豊富な知識と経験を持つ彼だからこそ語れる充実の内容となっております。

 

▽お申込み・詳細▽

ドルトムント劇場芸術総監督による

特別レクチャー


 

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<補足情報>

今回インタビューにご協力いただいた佐々晴香さんは、世界の主要バレエ団で活躍する若手ダンサー達が毎年夏に集結する舞台『ブライト・ステップ』に2020年も出演されます!しかも、今年はなんとアーキタンツとコラボレーションし公演を開催します。その名も『ブライト・ステップ × ATP』✨

 

公演「ブライト・ステップ2019」より

佐々さんは、石田浩明さんとのデュオ「白の組曲」より抜粋と「眠れる森の美女」第3幕よりリラの精を演じられる予定ですので、お時間がある方は是非劇場へお越しくださいませ✨公演詳細は下記より!

 

アーキタンツでのリハーサル風景

▽公演詳細・チケット▽

Bright Step × ATP